今日は前から気になっていたかなしい坂を見てきました。かなしい坂とは、以下のような故事のある場所です。
(上記ページより引用)
この坂の名の由来は、江戸時代の玉川上水の工事にかかわりがあると言われています。玉川上水は、はじめ府中の八幡下から掘り起こし、多磨霊園駅付近を経て調布の神代辺りまで掘削して導水していました。しかし水はこの坂あたりで地中に浸透してしまい、工事は失敗に終わってしまったとされています。この工事の責任を問われて処刑された役人たちが、「かなしい」と嘆いたことからこの名がついたといわれています。このときの堀は、今でも「むだ掘り」「空堀」「新堀」の名で残っています。
なぜこの「かなしい坂」に注目したのかというと、実は標高データ的にここを経由していったいどこに水を通そうとしたのかさっぱり解釈できなかったからです。
府中駅の啓文堂書店 §
実は、さる理由で府中駅の啓文堂書店に立ち寄りました。
どこまで行っても書店が終わらない巨艦ぶりにびっくり。しかも、最後まで行ってもコミックコーナーがありません。実は1階の別店舗がコミック売り場という破格の巨艦ぶり。(でも実は以前来たことがあったころに気付いてがっくり)
しかも、サルマルヒデキさんの東京鉄塔が水門や工場関係の本と一緒にずらっと並んでいました。凄い店です。写真いちばん上に3つ並んでいるのがサルマルヒデキさんの本です。
かなしい坂 §
実際に行ってみると、これといって何の変哲もない坂です。
ただ周囲の地形の高低差が入り組んでいて、いったいどこをどう通す気であったのかが容易には把握できません。なので、現地を見て状況の把握度がアップしたのは事実ですが、何も確定的な結論は得られませんでした。
しかし追求したい興味深い話です。
鉄塔 §
実はすぐ近くに、西武多摩川線と京王線が交差する場所があり、このあたりは鉄塔銀座です。既に使われていない一の宮線、西武の上に車返し線、京王線の上には稲田線、JRの境八王子線が複雑に絡み合っています。
そのあたりもたっぷり見て、帰ってきました。